ヘウレーカ

 

寄生獣でお馴染みの岩明均さんが古代ローマを舞台に描く歴史漫画です。後に連載される「ヒストリエ」のパイロット版という印象が強くあります。
第2次ポエニ戦役時代、シチリア島のシラクサがローマからカルタゴへ寝返ったことによるローマによる再征服の攻防で、防衛のためシラクサ側が使用したアルキメデスが開発したとされる数々の秘密兵器の活躍がこの作品における一番の特徴だと思います。
強力な秘密兵器の圧倒的な力によって吹き飛ばされるローマ兵士たちの姿はかなり残酷で、戦いの悲惨さが感じられます。
圧倒的な戦力を保持していたシラクサ側ですが、1本の矢をきっかけに陥落する運命となりました。
大きな歴史の流れに飲み込まれてしまう無常観を味わうのも、歴史物の一つの楽しみ方であると思います。