押切蓮介さんが描くバイオレンスファンタジー

焔の眼 : 1 (アクションコミックス)

押切蓮介さんが描くバイオレンスファンタジーです。
舞台は1945年の日本ですが、この作品での日本は、植民地化され日本人は奴隷のよう南生活を強いられているという、かなりショッキングな設定です。
市と隣り合わせの日常の中、売春宿で雑用係として働く少女沙羅は海から現れた圧倒的な強さを誇るクロと出会い、彼らが爽快に敵を屠ってゆく物語です。
敵キャラクターが老若男女問わずこれでもかと言うくらい醜悪に描かれています。慈悲の「慈」の字も感じさせないほど徹底したこだわりが感じられます。
作品全体の雰囲気は暗く重く悲惨で残酷ですが、その陰鬱さを圧倒的なパワーで吹き飛ばしてゆく主人公たちの姿が溜まりに溜まった鬱憤晴らすようで爽快です。
時々盛り込まれる沙羅とクロの交流がほっこりとした暖かさをもって作品に色を添えます。

2017年03月31日